過去の記事「初心者向け!HubSpotレポートで割合(%)を出したい」でパーセンテージをレポートで出す方法を紹介したことがあるのですが、「実際にどうやって使うのかピンと来ない」との声を頂きましたので今回は実例を一つ紹介したいと思います。割合をレポート化する上で最も相談が多いのがステージ通過率です。
このようなご要望を全て解決出来るのがこの方法です。過去記事で紹介しているレポート側の説明は割愛してますのでまだ読んでいない方はそちらもご確認下さい。
参考:初心者向け!HubSpotレポートで割合(%)を出したい
今回は下記の様に4つのステージがあると仮定してご紹介していきます。
取引にカスタムプロパティとして4つの数値プロパティを用意します。
勿論ですが、名前は好きな名前でOKです。
取引ステージの値をトリガーとして動作する下記の様なワークフローを用意します。
上記のワークフローが正しく動くと下記の様に、各ステージ通過プロパティに0 or 1の値が収まります。
取引名 | 作成日 | ステージ | ステージ1通過 | ステージ2通過 | ステージ3通過 | ステージ4通過 |
取引1 | 2025/1/10 | ステージ1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
取引2 | 2025/1/15 | ステージ2 | 1 | 1 | 0 | 0 |
取引3 | 2025/1/25 | ステージ3 | 1 | 1 | 1 | 0 |
取引4 | 2025/1/30 | ステージ4 | 1 | 1 | 1 | 1 |
デモデータを作るのをサボってしまいましたので今回はGoogleシートで計算してしまいましたが、過去記事でもご紹介の様にレポートの設定をして頂ければ下記の様な表(ピボット)を作成する事が可能です。
この方法はとても汎用性が高く、ステージの通過率だけでなく、受注率や案件化率など、工夫次第でとても簡単に使え、且つ計算プロパティを消費しないのがとても良いところです。ステージ数が多いとワークフローを作るとき少しめんどくさいですが、複製機能が用意されているので1ステージ分最初に作って複製すればそれほど大きな手間はかかりません。
上手く活用してみなさんの業務効率の改善につなげて頂けたら幸いです。