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初心者向け!HubSpotレポートで割合(%)を出したい
良くいただく要望の一つに受注率などの割合を表示したいという要望があります。2024年5月現在ベータ版の式フィールドという機能もありますが、初心者の方には少しハードルが高めなので今回は初心者の人にも簡単な方法で作成する方法をご紹介します。
まずはデフォルトで割合を表示する方法の確認
表内に数字を出すことは残念ながらできない為、下記のような表し方となります。
①円グラフで出す
②棒グラフ+分類(グラフの値にカーソルをロールオーバー時のポップアップ内)
「違う違うそうじゃそうじゃない 」という声が聞こえてきそうですね(古っ)
実は簡単、数値フィールド一つで実現できる!
これ実は数値フィールドを一つ用意し、該当する物には「1」を、しない物には「0」を設定しておくだけで解決します。
例えば受注率を計算する場合を例にしてみます。取引の数が10件あり、そのうち3件受注の場合は受注率は30%ですよね?この場合は受注取引というプロパティに受注していたら1、受注していなかったら0と入れておきます。そして受注取引プロパティの値を平均で表すだけで割合が表示されます。
数値フィールドに0 or 1を設定する方法
これは大きく分けるとワークフローを使う方法と計算フィールドを使う方法があります。計算フィールドの方が簡単で便利なのですが、最大20個までしか利用できないので、状況に合わせて利用してください。
ワークフローで設定する方法
例えば受注率を出す場合は任意の数値カスタムプロパティと下記二つのワークフローを作成してください。
- 取引が作成されたら0と設定する
- 取引のステージが受注になったら1と設定する
※注意:上記の設定では一度間違えて受注ステージにして前のステージに戻した場合も受注件数にカウントされます
<追記>ワークフローで値を付ける例を下記の記事で公開しました。ワークフローで値を付け替える方法がピンと来ない方は是非下記の記事を参考にしてみてください。
参考記事:ステージ通過の割合(%)を表で出したい
計算プロパティで設定する方法
カスタム計算式でIF関数を使って計算させます。受注率の場合はステージを指定するより取引確度を使っていただく方が設定が簡単だと思います。
レポートの作成方法
例で書いている受注率を例に作成してみます。
ピポット形式を選択し、値に任意の「0 or 1」を付けたプロパティを選択
デフォルトの設定では下記の様に合計の値が出てくると思います。
エンピツボタンをクリックして値の設定を変更
▼変更前
▼変更後
すると結果が下記の様に変わります。
小ネタ1:実は同じプロパティを複数回値に追加できます
小ネタ2:エンピツの値の設定変更内で表内の表記を書き換えられます
サンプル完成
以上です。
思ったより簡単にできたのではないでしょうか?割と応用の効く方法なので是非ご活用下さい。
関連記事:ステージ通過の割合(%)を表で出したい
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