現在ベータ版で公開されている「Breezeに尋ねる」というアクションでついにワークフロー内でAIを使う事が出来るようになったのですが、思った以上に柔軟な処理をさせる事ができます。今回はどんな動きをするのかと、サンプルの挙動をご紹介したいと思います。
この新機能は2025年3月16日時点では公開ベータ版となっております。試してみたい方はベータ版の機能をONにしてください。(参考:ベータ版の機能を有効にする)
今のところ利用可能なプランとしては「Marketing Pro、Marketing Enterprise、Ops Pro、Ops Enterprise、Sales Pro、Sales Enterprise、Service Pro、Service Enterprise」と幅広く試して頂く事が可能ですが、「これらの制限は、ベータ期間中に変更される場合があります」との記述もあるので、今後変わる可能性がある点にご注意下さい。
ベータ版を有効にするとワークフローアクション内にBreezeに尋ねるというアクションが出てきます。
追加すると下記のような設定画面が開かれます。
ここにAIに質問したいスクリプトを記入します。スクリプト内には変数としてプロパティを選択する事が可能です。上記のサンプルの例ではコンタクトの姓名を挿入しています。
AIからの応答は2つの利用方法が用意されています。
分岐>1件のプロパティーまたはアクション出力を開き、右上ドロップダウンをアクション出力に変更すると、選択肢に応答が出てきます。
次のページでは下記の様に応答結果毎のアクションを作成する事が可能です。
レコードを編集アクションから保存したい先のプロパティの値として利用する事が可能です。
以前相談を受けた事を思い出して試してみました。スクリプトは下記の様な内容で試してみました。
次のコンタクトの姓名から国籍を日本人、外国人、分からないの三択から判断してください。 コンタクトの姓名: |
<結果>結構凄い。。。「田中マルクス 闘莉王」だけ間違っていましたがこれは仕方ないレベル!
Xで盛り上がっていたものも試してみました。 ただそこまで作りこんでいない文章で聞いてみました。
以下の問い合わせ内容について、これが売り込み営業からのものなのか、それとも本当に興味を持っている見込み客からのものなのかを判断してください。 回答は「売り込み営業」か「見込客」の2択で回答してください。 問い合わせ内容:: |
<結果>全問正解!
前項と同じくお客様の問い合わせ内容から判断をさせてみました。
以下の問い合わせ内容から興味がありそうな製品名を教えてください。 弊社が抱えている製品は下記の通りです。 ・Marketing Hub ・Sales Hub ・Service Hub ・Content Hub ・Operations Hub 上記の各製品にはStarter、Professional、Enterpriseの三種類あります。 分からない場合は「不明」と回答してください。 問い合わせ内容:: |
思っていた以上の精度で処理が出来る事が分かりました。この機能の使い道はまだまだ無限に考えられる気がします。是非、みなさんの活動の効率化でもご利用頂けたらと思います。