気ままにInbound研究会

既存のWebサイトとはじめるHubSpot | HubSpotファンサイト | 気ままにINBOUND研究所

作成者: 熱海のジョー|2025/06/07 14:58:01

HubSpotはできることが多すぎて「何から手をつけていいか分からない」という方も多いのではないでしょうか?これからHubSpotを活用したいという方向けに、大まかな道標となる記事をお届けします。。

今回はその第一弾としてすでに自社のホームページやサービスサイトを持っている方が既存サイトを活かしてHubSpotを使い始めることを想定して実践的なステップをご紹介していきます。

すでにHubSpotを利用している方も自分たちで利用できているか確認に見てもらえると嬉しいです。

 

Step 1. Webサイトにトラッキングコーを設定

HubSpotを活用する第一歩は、Webサイトにトラッキングコードを設置することです。

ページビューやフォーム送信、訪問者の行動などがHubSpot上で可視化され、以後のマーケティングや営業活動につなげることができます。これから先の手順で必要になりますので必ず設定してください

作業自体はそれほど難しいことではなく、HubSpotの管理画面から取得できるトラッキングコードを、Webサイトのフッターなどに貼り付けるだけで完了です。Wordpressを利用している場合はプラグインなどでもインストールが可能です。

🔗 参考リンク:HubSpotトラッキングコードをインストールする

🔗 参考リンク:トラッキングコードを追加する方法(HubSpotアカデミー)

トラッキングコードを埋めるだけでサイトへのアクセス数などがHubSpot上で見れるだけでなく購入者の興味関心でどんな会社からアクセスされているかが確認できるようになります。詳細は下記の記事や動画を参照してください。

🔗 参考記事:HubSpotでコンバージョン前もトラッキングしよう

🔗 参考動画:【5分で学べる】訪問企業が一目でわかる!HubSpotのバイヤーインテント機能とは?営業・マーケで活用

 

Step 2. フォームを連携させる

次に、Webサイト上に設置しているフォームを送信したらHubSpot内に情報が入ってくるように仕組みを整えましょう。フォームの設置方法は大きく分けて3つあります。

  • HubSpotのフォームと置き換える
  • 既に設置しているフォームを外部フォームとして認識させる
  • フォームAPIを用いて連携させる

一番簡単で失敗が無いのでHubSpotで作成したフォームと置き換えてしまうのが一番オススメです。特にWebサイトの修正に都度外部ベンダーに依頼が必要な場合もHubSpotフォームであればフォームに追加したい項目が出てきてもHubSpot上で編集できるので便利です。

フォームの差し替え作業を行いたくない場合、標準的なフォームの場合はHubSpotと連携することが可能です。細かな仕様については下記の参考サイトなどを確認してください。また、最後の1つは少しアドバンスなので今回の記事では割愛します。

🔗 参考リンク:【6分で学べる】コンバージョン率アップ!HubSpotフォームの作り方 (動画)

🔗 参考リンク:フォームを作成および編集する

🔗 参考リンク:HubSpot以外のフォームを使用する(外部フォーム)

フォームの送信の情報をHubSpotに連携することも大事ですが、フォーム送信のタイミングでCookieが紐づけられて誰がどのページを見てるのかトラッキングができるようになります。このあたりの仕組みについては下記の記事で説明しているので良ければごらんください。

🔗 参考記事:HubSpotのWebトラッキングとcookieの基本

 

Step 3. ページを見た人をリスト化する

HubSpotの強みのひとつが、「ページを見た人」の条件でターゲットリストを作れることです。たとえば、以下のような条件を簡単に設定できます:

  • 価格ページを見たことがある

  • サービス紹介ページを3回以上見ている

  • 過去30日以内にブログ記事を読んだ

こうして作ったリストは、メール配信・営業通知・スコアリングなど、さまざまなアクションに活用できます。できることを書き始めるとキリが無いため、こちらも詳細は下記の記事を参照してください。

🔗 参考記事:リスト活用のすすめ:メール配信先専用ツールじゃナイ!

 

Step 4. ページ訪問者を別のページに誘導する

次に、サイト訪問者に対して別のアクセスしてほしいページへ誘導する導線を設置してみましょうHubSpotのCTA機能を使うと、ポップアップを表示してページへのリンクを紹介することが可能です。

実はこの記事を書いていて気づいたのですが、CTAに関する記事をまだブログで扱っていませんでした。そのうちこのブログでも記事にしたいと思いますが、まずはHubSpotのナレッジベースを参照ください。

🔗 参考リンク:CTAを作成する

🔗 参考アカデミー:HubSpotを利用したCTAの作成方法

 

Step 5. シンプルな自動化を設定してみる

マーケティングオートメーションと呼ばれるからにはやっぱり自動化したいですよね。とはいえ、最初から複雑な自動化は必要はありません。たとえば、特定のページをみたら担当営業にSlackやメールで通知する位のシンプルなものから始めてみましょう。

ワークフローがよくわからないという方は下記の動画がおすすめです。あまり記事を書いてくれないですがこのブログの発起人の一人が登壇しているセミナーです。

🔗 参考動画:HubSpotの導入支援担当がアドバイス!「ワークフロー活用術」

 

まとめ

今回ご紹介した内容を終えると、HubSpotに情報が集まり始め、リスト化・通知・CTAなども連携できている状態です。

この段階になると、「●●の行動をした人にメールを送りたい」「この人は商談に進みそうだ」など、次に何をすべきかの判断ができる状態になってきます。

HubSpotの魅力は、“つなげて見える化”し、“行動に変える”一連のことをまとめてできることです。リードの温度感や興味を軸にしたアクションを取っていくことで、ツールとしての価値がどんどん実感できるようになります。できるところから1つずつつなげていくことが、HubSpot活用の一番の近道です。

ぜひ、みなさんのHubSpot活用の一助になれば嬉しいです。