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曜日・時間ごとのクリック/開封率を表示するレポートを作成
よく何曜日の何時ごろにメールを送るのが効果的かと相談を受ける事がありますが、メールの受信者の属性によっても異なるため、一概におススメの配信時間や曜日を予想する事は難しいですが、ある程度のメール送付をされている場合、2023年のアップデートにより過去の配信結果から各曜日、各時間のクリック率や配信率が何パーセントだったか表示する事が可能です。
という事で、今回はメールの配信を行っている方におススメ、、、というより必須レベルのレポート作成手順をご紹介していきます。
新規レポートを作成
レポートとデータの中のレポートを開き、右上の「レポートを作成」から新規レポートを作成します。
今回使用するのは「カスタムレポートビルダー」です。
続いてデータソースですが、プライマリーは「マーケティングEメールアナリティクス」、セカンダリーは後々フィルターをかける際に便利なので「マーケティングEメール」を選んでおきましょう。
レポートの設定
あれっと思われるかもしれませんので念のための記載ですが、私のテストデータは少ないのでフィルターを先に修正しています。デフォルトの31日間に十分な配信量がある場合は特に変更は不要です。
ここから手順となります。まずレポートのタイプですが「ピボットテーブル」を選択します。
続いて行と列それぞれ同じ「配信日」を設定します。
すると下記の様なマトリックスが出てきます。
これは配信日のデフォルトが月次表示の為です。このメモリの設定はエンピツボタンをクリックする事で編集が可能です。
日付部分のプルダウンを変更していくのですが、行は「時刻」、列は「曜日」を選択してください。そうすると下記の様なフォーマットに変更されます。
これでフォーマットは完成したのでここに値を入れていきます。左の検索フィールドに「率」と入れて頂くとこのフォーマットで利用可能な値が全て出てきます。今回は「クリック率」を値に設定していきます。
そうすると下記の様に結果が表示されます。これで一応完成です。私の環境では実際にメール配信を行っていない為、全てテストデータのみなので面白味が無い結果となっていますが皆さんの環境ではいかがでしょうか?
表の見方ですが、月曜日の13:00に配信した場合のクリック率は12.5%だったという事です。あるお客様のところでは夕方配信時の結果が良かったのですが、金曜日だけ顕著にパフォーマンスが悪く、「うちのお客さんは金曜日はしっかり飲みにいってるんだなー」という結果が出たりもしていました。
フィルター設定
上記のレポートでは全てのメール配信が含まれているため、テストメールや自動返信メールも含まれます。メルマガ(一斉配信)の結果だけを分析したいというケースも多いのではないかと思います。その場合はフィルター設定で不要なデータを取り除きましょう。
いかがでしたでしょうか?
今回は曜日と時間をかけ合わせて表示をしていますが、例えば行は時間、列は月にすると、月によって時間ごとのパフォーマンスの違いを見る事も出来るので、日付部分をいじりながら自社の受信者の傾向を掴んで頂く事で、メール配信のパフォーマンスを改善していただけたら嬉しいです。
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