今回は新機能のAIチャットボット改めカスタマーエージェントをご紹介したいと思います。カスタマーエージェントはHubSpotが毎年開催している年間最大のイベント「INBOUND2024」の発表の一つで、これまでのチャットボットの様にフローを作ることなく、お客様がフリーテキストで書く質問にAIが回答してくれるという機能です。このブログ内にテスト環境を公開しているので是非試しながら読んで頂けたらと思います。
機能の概要についてはHubSpotアカデミーが日本語字幕付きの動画が公開されているので下記をご覧ください。
今見て頂いている「気ままにINBOUND研究会」ブログのいずれかのページの右下に吹き出しアイコンが出ていると思います。
コチラをクリックしていただくと下記の様にチャットボットの画面が開かれます。
下の入力フィールドに質問したい事を自由に記入していただければOKです。デモでは「ワークフローのコツを教えてください」と入れてみたいと思います。そうすると少し考えて下記の様に応答が返ってきました。
AIチャットボットは指定したコンテンツ情報を読み込ませておき、その内容に基づき回答をしてくれます。このブログ内で動いているAIチャットボットにはこのブログの内容を読み込ませています。例えばこの記事を公開するタイミングではまだ一度も書いたことが無い広告連携について質問をしてみると下記の様に返ってきます。
試して頂く際はこのブログ内の記事を見ながら、含まれそうな内容について質問をしてみてください。
この顧客対応エージェントはService Hub Professional以上でご利用頂ける機能となっています。また記事を書いている9/28時点ではベータ版となっており、試して頂くには申請が必要です。試して頂く場合はコチラの記事を見ながら「AIチャットボット」という機能を有効にしてください。(このベータはリリースが少し前なので旧名称となっています)
細かい機能の詳細は端折ってしまいますのでナレッジベースの「カスタマーエージェントの作成(BETA)」も参考にご覧ください。
HubSpotにログイン後、機能が有効になっているとメインメニューの一番下にBreeze AIが追加されます。この中の顧客対応エージェントを開いていきます。
開かれたページの中のコンテンツタブで読み込ませるコンテンツの指定が可能です。
もしHubSpot内で作成しているコンテンツの場合はワンクリックで読み込み対象として指定が出来ます。
また、外部ページもURL指定で追加する事が出来ます。
実はこのブログ内のチャットボットのコンテンツには外部ソースとして下記二つのページを追加しています。外部リソース追加した場合の回答精度を試したいという場合は下記の内容についても聞いてみてください。
ちょっと余談なんですが、上記の二つ目の英語のコンテンツなんですが、なんと日本語で質問しても回答してくれました!AI恐るべし。。。やるなカスタマーエージェント。。。
他にも細かな部分ですが、キャラクター性の指定なども出来るようになっています。
今年はService Hubの機能追加がとても多いのですが、これまでナレッジベースはよくあるお問い合わせなどの情報を入れて公開する事が終着点となっていましたが、AIチャットボットや問合せの回答文面の自動作成機能等、ナレッジベースから次の展開が大幅に強化されているのはとても熱いと感じています。
Service Hubをまだお持ちではなく試してみたいという方はトライアルでも試すことが可能です(最後だけ営業っぽいトークですみません)
但し、このカスタマーエージェントはまだまだベータ版の機能となっており、今後も機能開発がドンドンされていく予定だと思います。割とよくデモをお見せするのですが、日によって回答の出し方が変わったり、たまに急に英語に戻るときなんかもあります。まだ開発中だという前提で見て頂けたら幸いです。