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「Breezeに尋ねる」でレコメンドっぽい事をやろう
前回記事で紹介した「Breezeに尋ねる」でレコメンドっぽい事が出来たので紹介です。
最初に考えていたレコメンドは難しかった
最初に試したのは、お問い合わせ内容に基づいてこのブログの公開記事の中からおすすめ記事を選んでもらうという事を試しました。しかし、現在の仕様では外部のウェブページを検索、参照する事は出来ないようです。という事でBreezeに尋ねるの仕様、最大3,000文字のプロンプトメッセージに納めて聞いてみる方法を試してみました。
試してみたスクリプト
スクリプト内に選択肢を示す形で下記の様に用意してみました。
▼テキスト版
以下のメッセージの内容から下記の記事からおすすめの記事を一つ選んでURLを返してください。 もし適当なものが無い場合は「https://inbound-lab.blog/」と返してください。 ・HubSpotで再オプトインしてもらう方法【2025年版】 https://inbound-lab.blog/resubscribe ・ワークフロー初心者のための7つのポイント https://inbound-lab.blog/workflow_7_points ・【まとめ】HubSpotのメールパフォーマンス改善! https://inbound-lab.blog/hubspot_mail_performance ・HubSpotレポート活用法まとめ https://inbound-lab.blog/report メッセージ内容: <<ここにメッセージ文が差し込まれます>> |
まずまず良好な応答結果
インプットしたメッセージとAIからの応答は以下の通りです。
- 「オプトアウトになったコンタクトの管理に課題を感じています。」
→AI選択記事:HubSpotで再オプトインしてもらう方法【2025年版】 - 「現在は他社のメール配信サービスを利用しているのですが、パフォーマンスに課題を感じておりHubSpotを検討しています。」
→AI選択記事:【まとめ】HubSpotのメールパフォーマンス改善! - 「ワークフローのコツが知りたい」
→AI選択記事:ワークフロー初心者のための7つのポイント
運用想定シーン
最も適していそうなコンテンツをマーケティングメールに差し込む
これまでのマーケティングメールでは、事前に設定された内容を挿入することしかできませんでしたが、AIの判定を利用する事で、より柔軟なパーソナライズを実現できそうです。
- 最適なダウンロード資料のリンクを差し込む例
- 用意しているダウンロード資料の中から最も適していそうなものをAIが選択
- コンタクトプロパティに値を収める
- 通常送付しているメルマガやサンキューメールに差し込む
コンテンツではなく、シナリオを選ばせる
自社で複数パターンのステップメールを用意している場合、最も適していそうなステップメールのシナリオがどれかを選んでもらい、それをトリガーにステップメールを走らせるということもできそうですね。
まとめ
一般的に想像されるレコメンド機能には及びませんでしたが、これまでのパーソナライズから一歩進んだ、曖昧なパーソナライズを簡単に実現する事は出来るのではないかと思います。外部ページを参照できるようになるとより良いレコメンドが出来そうなのでこれからに期待ですね。
とはいえ、AIの精度は100%ではないので、間違った判断を行った時に問題になるような処理はやめたほうが安全です!AIを上手く活用して効率的に業務を行いましょう。
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